もっけんフォーラム 2020

昨年に引き続き、今年も「もっけフォーラム」を開催します。
「そもそも、なぜ造なの?」
「徳島のをつかうことってどういうこと?」
「実際、どな使われ方をされているの?」
といった、今さらですが、よくわからずにいる事柄にスポットを当てた連続講座を企画しました。
コロナ禍の終息が見えない中ですので、会場は舎に変わりないですが、ZOOMでの開催も試みます。機材、運営も万全ではありませので
うまくみなさまにお伝えすることができるかわかりませが、あれこれ試しながらやってみます。
これまで参加しにくかった遠方の方や、時間的に難しかった方も参加しやすくなることと思います。

受講料を500円頂きます。※学生は無料です。

zoom視聴の場合は徴収が困難なため、任意に寄付という形でお振込み頂ければ幸いです。

口座:阿波銀行 徳島市役所支店 普通 1152506


第1回 8/20(木)

awaもくよんプロジェクト」


ホスト:内野輝明、島津臣志

awaもくよんプロジェクト設計競技で実施案に選ばれた「009『軸組もくよんが紡ぐ、重なり合う営みと風景』 の二次審査でのプレゼンを再現して、意見交換を行います。


開催速報!
内野・島津・カワグチテイ設計共同体の内野氏と島津氏による「もくよん」のプレゼンを見て、質疑応答。フォーラムの会場にはコンペに参加していた人もちらほら。サイズやモジュールなど、コンペ案への具体的な質問などもありました。希望者には初めてzoomでも配信!視聴した方からは「行かなくても聞けるのは便利!」という声がありました。

第2回 9/17(木)

山と造園の関わり「山から見た造園、庭から見た建物」


ホスト:小川悠(ナギ園芸)

山のこと、山と造園の関わり。山と庭を行き来する思考の中にさまざまなヒントが隠れています。日本の造園だけではなく他国の庭の有り様を参考にすることもできるでしょう。建築からデザインを一貫して庭を設計することがありますが、庭から見た建築とはどのような見え方をするのでしょうか。山から庭、庭から建物、建物から人。それぞれのつながりを一緒に考えます。


開催速報!
講師の小川さんは高知から参加。パワポ画面と小川さんの顔を切り替えながら、会場の木舎で聞いている人もzoom越しという新しい状況でした。東京からの視聴者からの質問に高知の小川さんが答えるのをみんなで見ている。新しい時代やなあとみんな笑顔でした笑。一体型のマイク+スピーカーも装備、より聞きやすくなりました。

第3回 10/15(木)

「改正建築基準法とawaもくよんプロジェクト」


ホスト:山口義敬(徳島県 県土整備部 住宅課長)

令和元年施行・改正基準法の中から木造建築物等に対する基準の見直しについて詳しく、また現在進行中のawaもくよんプロジェクトとの関連についてお話します。


開催速報!
8月のフォーラムで紹介された「もくよん」を成立させる、新しい法規を作ったのが現徳島県住宅課の山口課長。基準法改正のポイント、法規の読み方(思い込みで読むと読みやすくなる!)、耐火と準耐火の違い、解釈の仕方など、わかりやすく説明してくださいました。「石こうボードは水の塊」というのは知りませんでした。ということは木材の含水率は??? zoom視聴者は初の10名越え!最初視聴者に声が届かないトラブルがありましたが一旦始まれば大丈夫でした!

第4回 11/19(木)

 「徳島すぎとともに35年」


ホスト:和田善行(TSウッド)

山の杉も大きくなりました。その時々に見えてくる課題と対応。徳島すぎの来し方と行く末について話します。

第5回 12/17(木)

「徳島すぎとプレカット(仮)」


ホスト:野田穣嗣(野田産業有限会社)

 

大工さんの技術をプレカットに生かす長年の取り組みと、ヴォルティスクラブハウスへの材料調達、加工の苦労話など。当日夕方にヴォルティス現場見学予定。

第6回 1/21(木)

「木材加工」


ホスト:小笠徳一(株式会社マツシマ林工OB

木造建築物の構造性能は、柱・梁等部材の接合部がキモとなります。その接合部はプレカット加工されたものが主流になっています。大規模プレカット工場で加工される部材のディテールはどのようになっているか。また、使用される木材は何が使われているか。長年プレカット加工に携わってきたベテラン技術者がQA形式でお答えします。


第7回 2/18(木)

 「戸建て住宅(W造、S造、RC造)のLCA比較」(仮)


ホスト:服部順昭(東京農工大学名誉教授

LCAて何?」具体的に「どんな計算・評価をするの?」という導入からはいり、戸建て住宅(w造、S造、RC造)の環境への優しさをLCAで評価・比較します。

第8回 3/18(木)

「大工さんが丁寧に作る木の家」


ホスト:山田文夫(株式会社山田工務店) 

若手大工育成において、構造材の加工を手刻みでするのが絶対ではなく大工として手刻みの技術を覚え、精神的にも強くなってもらうのが目的です。